カフェの聖地・清澄白河にひっそりと佇む、「Kraft coffee」。
オープン1年にして「東京ベストカフェ」(旺文社)にも選出され、地元やカフェ好きの人から愛されています。
Kraft coffeeが、人々を虜にする理由の一つが、その本格的なコーヒーの味と日替わりの選び抜かれた豆の種類。これまで約1000種類以上のコーヒーを飲み、美味しさを知り尽くしたバリスタの王さんが、全国各地のロースターを巡って仕入れています。
そしてそんな選び抜かれたコーヒーをさらに楽しむ方法が、コーヒーと食べ物のお互いの魅力を引き立てる「フードペアリング」。今回は王さんに、Kraft coffeeでも定期的に仕入れているオートミールクッキー「FruOats」とコーヒーのペアリングについて聞いてみました。
– 王さんがKraft coffeeのバリスタになられた経緯や自己紹介をお願いします。
バリスタの専門学校で資格取得し、現在バリスタ歴6年です。大手町や、渋谷などのカフェを経て、現在の清澄白河のカフェの店主をやっています。コーヒーだけでなくグルメも好きで、週2~3回は美味しいグルメを食べに行って新しい食を常にリサーチしています。以前は銀座イタリアンバルでも働いてました。
– コーヒーペアリングを知るに当たって、まず基本的なコーヒーの浅煎り・中煎り・深煎りの違いについて教えていただけますか。
「浅煎り」は苦味がなく、フルーティーで、酸味があります。紅茶のような花の香りがあるのが特徴です。代表的な豆は、エチオピアとケニアです。
癖や酸味がほとんどなく、甘みと苦味のバランスが良いのが「中煎り」。ブラジル、コロンビア、コスタリカなどが代表的です。
最後に、「深煎り」は酸味はなく、比較的苦みがあります。カカオ70%以上のチョコレートのような味わいです。代表的な豆は、インドネシアです。
– 王さんのおすすめの、FruOatsの各フレーバーとコーヒーの合う組み合わせをぜひ教えてください。
・プレーン
シンプルで素朴なので、ミルクと相性がいいです。カフェラテによく合います。
・ストロベリーピスタチオ
同じくベリー系の味わいがあるケニアとよく合います。ケニアは浅煎り・中煎り・深煎りどれでも美味しいです。
・アップルシナモン
スパイシー系の味わいのある、インドネシアと一緒にどうぞ。インドネシアは濃くて苦いイメージがあるかもしれませんが、クッキーのアップルの甘みでコーヒーの独特な苦味が少し抑えられます。一緒にいただくとシナモンの香ばしさが感じられ、シナモンロールを食べているかのようです。
・オレンジチョコレート
チョコレート感が消えない、邪魔しないようなコーヒーに合います。苦味と酸味のバランスがよく、ほんのり甘めなコーヒー豆がおすすめです。中煎りと浅煎りに合います。
・マンゴーココナッツ
フルーツ感やフレッシュ感のあるクッキーには、南国のトロピカル感のあるコーヒーや少しクセのあるコーヒーがよく合います。エチオピア・ルワンダ・ケニアなど、アフリカ系の豆とどうぞ。
・イチジクアーモンド
ほんのり甘さがあり、ナッツの香ばしさも感じられるこちらのクッキーには、同じく香ばしくほんのり甘いコロンビアやコスタリカなど、南米系がおすすめです。中煎り・深煎りでどうぞ。
FruOats(フルオーツ)は、シェアオフィス兼カフェの「Kraft Coffee」で生まれたグルテンフリー&ヴィーガンクッキーです。ヘルシーと美味しさを妥協なく両立するため、大会優勝経験のあるシェフ監修のもと、何十回もの試作を経て誕生しました。
ぜひFruOatsとコーヒーのペアリングをKraft Coffeeや、お家で楽しんでみてください。
また、王さん監修のコーヒー豆を毎月お届けする、コーヒー豆のサブスクも行っています。
お家でコーヒーを入れるのがお好きな方や、お家でゆったりとペアリングを楽しむのにもおすすめです。