近年、世界的に注目を集めているライフスタイル「ヴィーガン（ビーガン）」。海外セレブやアスリートが実践しているというニュースも報道され、目にされたことがある方も多いのではないでしょうか。
日本でもヴィーガン対応のレストランやカフェが増え始め、ヴィーガン対応の商品がコンビニやスーパーでも並ぶようになりました。
環境や動物にも優しいだけでなく、美容や健康のメリットもたくさんあるヴィーガン。そんなヴィーガンですが、実は近年流行りつつある「腸活」にもいいんです。
腸内環境を整える「腸活」は、免疫力アップ、美肌効果、集中力アップなど様々なメリットがあると言われています。
今回は、腸活の意味やメリット、ヴィーガン・ベジタリアン食が腸活にぴったりな理由をご説明します。また、おすすめな食材もまとめました！ぜひヴィーガン・ベジタリアン食で美腸を目指してみませんか？
目次
腸活とは？
「第2の脳」と言われ100兆個の細菌が集まる腸。
「腸活」とは、この腸内細菌の集まりのバランスを整え腸の働きを改善することです。
腸内環境は食事や運動、睡眠などの影響で変化し、加齢とともに悪玉菌の割合が増えます。
特に現代人の生活は、飲酒、ストレス、睡眠不足、偏った食生活により、腸内細菌のバランスを崩しやすくなっているので要注意。
ヴィーガン食で多く摂取される野菜や果物、キノコ類には腸内細菌のエサとなる食物繊維が多く、悪玉菌を増やす要因となる動物性たんぱく質や脂質を避けることで、腸活にも繋がるといえます！
腸活のメリット
腸には体内の免疫細胞の約70％が集まっています。そのため、腸内環境の改善でよく耳にする、便通の改善だけでなく、免疫力の向上も期待できます。
また、腸活によって代謝が上がるため、老廃物を溜めにくく美肌効果が期待できます。そして、腸内細菌から生み出される「短鎖脂肪酸」は“天然の痩せ薬”と呼ばれており、ダイエット効果も！
そして、幸福度や集中力に繋がる「セロトニン」や「ドーパミン」などの神経伝達物質は腸で作り出されているため、これらも腸内環境の改善で増加するとも言われており、メリットずくしです◎
💡腸活のメリット
① 便通の改善
② 免疫力UP
③ 美肌効果
④ 痩せ体質に
⑤ 集中力UP
⑥ 幸福度UP
腸活におすすめの食材
善玉菌のエサになるもの
腸内の善玉菌を増やす方法の1つが、善玉菌のエサとなる食材をたっぷり摂ることです。これらには、ヴィーガン・ベジタリアンの方にも馴染みの深い食材がたくさんあります。
特に水溶性食物繊維やオリゴ糖は善玉菌のエサになりやすいので、果物や海藻類、大麦などの水溶性食物繊維を多く含む食品や、タマネギ、ごぼう、アスパラガス、ニンニク、大豆などのオリゴ糖を多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう。
💡善玉菌のエサになる食材
・果物（バナナ、柑橘類、リンゴ、アボカド等）
・豆類（大豆や小豆等）
・穀類（大麦、ライ麦、オートミール等）
・ネバネバ食材（オクラ、山芋、なめこ、納豆等）
・海藻類（ワカメ、めかぶ、ひじき、昆布等）
・野菜類（玉ねぎ、ゴボウ、大根、ニンニク等）
・キノコ類
善玉菌そのもの
腸内環境を整えるには、善玉菌そのものを摂取して補っていくことも重要です。
善玉菌には、乳酸菌やビフィズス菌、酵母菌、麹菌などがあります。
善玉菌というとヨーグルトを思い浮かぶかもしれませんが、味噌や漬物、醤油、お酢、ぬか漬け、日本酒、納豆、漬物、キムチなどの発酵食品からも十分摂ることができます。
💡善玉菌そのものである食材
・味噌、醤油、お酢などの調味調
・漬物、キムチ、ぬか漬けなどの発酵食材
・日本酒
・納豆
・テンペ
腸活で避けたい食材
腸活においては、避けておきたい食材もあります。
例えば、動物性食品、保存料や食品添加物を含む加工食品、アルコール、糖質の多い食品を摂り過ぎていると、腸内フローラのバランスが悪くなると言われています。
ただし、赤ワインを飲んでいる人は、腸内環境を整える短鎖脂肪酸を生成する菌が多い傾向がみられるという研究結果も。
いずれにせよ、動物性食品を取らないヴィーガンやベジタリアンは、腸活に適している食生活ともいえますよね。ですが、加工食品やアルコールを摂る機会はある場合は、控えめにすると良いでしょう。
💡腸活で避けたい食材
・動物性食品
・保存料や食品添加物を含む加工食品
・アルコール
・糖質の多い食品
まとめ
今回は、ヴィーガン食と腸活の関係をご紹介しました。
野菜やフルーツ、豆腐、豆類、キノコ類、ヴィーガン食でよく登場する食材は、実は腸活にも良いことがわかります！
ぜひ、今回ご紹介した内容を日々の食材選びに役立ててくださいね◎
また、安心、健康、美しくなるためのヴィーガン情報を発信している「ベジプレス」も下記からぜひフォローしてください！
