ヴィーガン食品とは、卵、牛乳やチーズといった乳製品や、蜂蜜などの動物性食品を使用せずに、植物性の原料のみで作られた食材のことです。
近年はヴィーガンの方だけでなく、健康や美容に気を使う方や、アレルギーをお持ちの方からも人気が高まっています。
そして、ヴィーガン食は環境負荷も低いのでとてもサステナブルなのも特徴です。ヘルシーで、かつ、近年SDGsへの意識の高まりもあるなか、ヴィーガン食は注目されています。
そんなヴィーガン食ですが、お肉や海鮮を食べ慣れていた人にとっては、これらが恋しくなることもあるのではないでしょうか。
そんなとき心強く、世界中で新たに開発されているのが、外食や料理で使用される「代替肉」です。お肉のような食感ながら、動物性食材は一切不使用のため、ヴィーガンの方だけでなくサステナビリティの観点からも選択する方が増えてきています。
今回はそんな世界中で注目されている代替肉ですが、最先端の代替肉を見つけたのでご紹介します!
まだ日本未上陸のものもありますが、「これも植物性?」と驚く見た目と味のものばかりなので、ぜひ最新のトレンドを知りたい方は読んでみてください◎
目次
カナダで和牛の再現に挑戦!「Waygu(ウェイグー)」
焼肉チェーン「焼肉ライク」では代替肉も提供し始め、日本でも関心の高まっている代替の牛肉。
カナダでは、日本の和牛の味を再現した大豆ベースの代替肉「Waygu」が2021年誕生!
アメリカをはじめとして販路を広げています。味付けは醤油・日本酒・生姜・にんにくなどを使い、すき焼き風です。
ハリウッドセレブや英国王族に食事を用意してきた東條英員シェフも「本物の和牛」のようで「信じられないほど柔らかい」と称しています。
まだ日本には上陸していませんが、味が気になりますね!
まるで本物の魚!?「まるで魚シリーズ」
魚介類に馴染みが深いからこそ、日本でなかなか広がりにくいシーフード代替肉。
実は日本のメーカー発の、まるで魚のような食感の代替肉があるって知っていましたか?
Green Surfの「まるで魚シリーズ」は、40年の歴史を持つ海産品メーカー「あづまフーズ」が2年の歳月をかけて開発した、高いクオリティの代替シーフードです。
こんにゃくをベースに作られており、刺し身の筋など細かいところまで再現。醤油をつけて食べると本物の刺身と錯覚してしまうほどです!
現在はマグロ、サーモン、イカの3種類があり、公式ECサイトやスーパーで購入可能です。
日本にも上陸!「OMNIツナ」
00%植物性原料で作られたツナ缶。 シーフードの代替品はまだまだ少なく、探していた方も多いのではないでしょうか?
人体だけでなく環境への悪影響も考えられる水銀や抗生物質、化学添加物などを一切使用せず製造されています◎
日常に取り入れることで、海洋資源の保全に協力してみませんか?
代替エビのスタートアップ「numi foods (ヌミ フーズ)」
代替シーフードを開発しているドイツのスタートアップでは、サステナビリティの観点でもエビの代替品が注目されています。
現在世界で消費されているエビの大半は東南アジアでの養殖によるものですが、そのために多くのマングローブ林が破壊されています。
マングローブ林は二酸化炭素を蓄えて空気を綺麗にするため、マングローブの減少が、地球温暖化など環境に与える影響はとても大きいと言われています。
エビの消費量が世界でも多い日本も決して他人事ではないため、これから代替エビは注目されていきそうですね。
バナナの皮が肉食感に!?「Pulled Peel (プルドピール)」
実は今、バナナの皮の再利用方法は世界でも注目されています。
世界で最も消費される果物であるバナナですが、年間350万トンもの皮が廃棄物として捨てられています。
そこに着目をして、オランダのスタートアップ「Banana Business」はバナナの皮を使って豚肉によく似た食感の代替品を開発。
「皮って食べれるの?」と思うかもしれませんが、意外にもバナナの皮は栄養豊富!タンパク質、食物繊維、ビタミンC、ビタミンA、カルシウム、鉄、必須アミノ酸、多価不飽和脂肪酸、抗酸化物質、カリウムが含まれています。
バーベキューソースで味付けされており、パンに挟んだりサラダのトッピングにしても美味しいみたいです。日本上陸が待ち遠しいですね!
まとめ
いかがでしたか?
今回は世界最先端の代替肉のトレンドをご紹介しました。
ヴィーガンの方を始めとして、サステナビリティへの注目が高まる中、今後さらに熱くなりそうですよね!
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