ヴィーガン食品とは、卵、牛乳やチーズといった乳製品や、蜂蜜などの動物性食品を使用せずに、植物性の原料のみで作られた食材のことです。
近年はヴィーガンの方だけでなく、健康や美容に気を使う方や、アレルギーをお持ちの方からも人気が高まっています。
動物性食品を使用しないため、お料理の際にお味噌汁やスープに使う出汁は、椎茸や昆布ベースになると思います。
ですが、これ以外にも、野菜かすを使用した出汁「ベジブロス(野菜だし)」が使えることをご存知でしたか?
「ベジブロス(野菜だし)」とは、本来捨てるはずの野菜の皮や切れ端をとっておき、出汁をとったものです。
環境にもお財布にも優しい上に、野菜の皮や根っこには実は栄養がたっぷりなので、嬉しいことずくしなんです!
今回はベジブロスの美容メリットやレシピ、活用方法をご紹介します◎ 目次
ベジブロスとは?
ベジブロスとは、野菜(Vegetable)の出汁(Broth)のことです。
お料理をすると必ず出てしまう野菜の種や皮、切れ端などの野菜くずを、無駄なく美味しく使い切る方法として生まれました。
環境にも財布に優しいだけでなく、美容メリットも豊富なんです◎
今回はベジブロスのレシピと活用方法を紹介します。
ベジブロスの美容・健康メリットは?
本来は捨ててしまうような野菜の皮や種には、ビタミンやミネラル、フィトケミカル(抗酸化作用をもつ物質)がたっぷり含まれ美容にも嬉しいのが特徴です。
特にフィトケミカルは、野菜をじっくり煮込むことで細胞壁が壊れて、体に吸収されやすくなるため、野菜くずを丸ごと煮込むベジブロスで効率的に摂取できます。
💡ベジブロスの嬉しいメリット🥬
✔︎ フィトケミカルで抗酸化力UP
→ 美肌効果、免疫力アップ、抗がん作用
✔︎ カリウムなどのミネラルが豊富
→むくみ改善、 デトックス作用
ベジブロスの作り方
【材料(1リットル分)】
・好みの野菜くず・・・300gほど
・水・・・1300cc
・酒 (料理酒or白ワイン)・・・小さじ1
【作り方】
①野菜くずは毎日の料理時に出たものをお湯で2〜30秒ほど洗い、水気を切った後にジップロック等にいれて冷蔵庫で保管する。
②鍋に水と酒、野菜を入れて弱火にかける。 ※強火にするとエグみが出る可能性があるので注意。
③沸騰したらそのまま30〜40分間、弱火で煮込み続ける。
④その後、別の鍋の上にザルを置き、煮出したベジブロスを流し込めば完成! ※冷蔵の場合は3日ほどで使い切ること。
冷凍すれば1ヶ月ほど持ちます。
💡おすすめの野菜
✔︎ たまねぎの皮
→ スープに甘みとコクが出るほか、きれいな黄金色に!
✔︎ 人参のへたや皮
→ カロテンたっぷりで、優しい甘みがでます。
✔︎ 長ネギの青い部分
→ こちらも甘みが出ます。
※香味野菜が少ないときは、お好みで干し椎茸やローリエ、黒胡椒を入れると味や香りが豊かになります!
材料を選ぶコツ
余った野菜くずを適当に煮込むだけでも、十分美味しいベジブロスは作れますが、野菜の選び方を工夫することで更に美味しさをグレードアップすることができます。
✔︎ できるだけ沢山の種類の野菜を入れる
→ 種類が多ければ多いほど、味に深みが出て栄養豊富に。
✔︎ アクの強い野菜は入れすぎない
→ アブラナ科(ブロッコリーやキャベツ)、ゴーヤなどの、アクが強い野菜を入れすぎると独特の風味が出るので注意。
✔︎ 有機栽培の野菜を使う
→ 野菜の皮など表面には農薬が残りやすいので、できるだけ有機栽培の野菜を選びましょう。どうしても難しいときは、煮込む前に30秒ほど流水に晒して洗い流しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はベジブロス(野菜だし)のメリットや、作り方をご紹介しました。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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