近年、世界的に注目を集めているライフスタイル「ヴィーガン(ビーガン)」。海外セレブやアスリートが実践しているというニュースも報道され、目にされたことがある方も多いのではないでしょうか。
日本でもヴィーガン対応のレストランやカフェが増え始め、ヴィーガン対応の商品がコンビニやスーパーでも並ぶようになりました。
環境や動物にも優しいだけでなく、美容や健康のメリットもたくさんあるヴィーガン。そんなヴィーガンですが、始めてみたくても「何から始めたらいいの?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。また、いきなりお肉や乳製品を止めるのは少しハードル高いと感じたり、外食が多く、完全にヴィーガンにするのが難しいという方もいますよね。
今回は、そんな方でも気軽に無理なくヴィーガン食を始める方法や、そのメリットをご紹介します◎
美容や健康のためにヴィーガンを取り入れたいけど、どうやって始めたらいいかわからないという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね◎
目次
まずは週1から!「ミートフリー・マンデー」って?
「ミートフリー・マンデー」とは、元Beatlesのメンバーのポール・マッカートニーが地球環境保護や動物愛護などを目的として提唱した「週のうち月曜日は肉を食べない日にしよう」という運動です。一人一人の力は小さいかもしれませんが、少しでも多くの人が肉食を減らすことで環境保護へ繋がるとして、数多くの海外セレブや著名人が賛同しています。
最初から毎日の実践は難しくても、週一回からヴィーガン・ベジタリアン食に切り替えるというルールを決めることで、ヴィーガンを始めるきっかけになるのではないでしょうか。
また、日本政府も2017年から週1回社員食堂でベジメニューを提供するようになりました。「ミートフリー・マンデー」は月曜日の実践ですが、週末など実践しやすい都合のいい曜日から、ヴィーガン食にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
時には菜食以外も!「ゆるベジ (フレキシタリアン)」とは?
基本は植物性食品を中心に食べますが、時には肉・魚も食べるという柔軟なベジタリアンスタイルのことを、近年では「ゆるベジ」や「フレキシタリアン」と呼ばれています。
フレキシタリアンとは、フレキシブル+ベジタリアンからなる造語で「柔軟な菜食主義者」という意味。
ライフスタイルや人付き合い上、完全にヴィーガンに切り替えるのが難しい方や、無理なくヴィーガンを続けたい方で、実践されている方も多いようです。
特にルールはなく、例えば「家ではヴィーガンだけど外食する時は肉も食べる」「週末だけヴィーガン」というように、無理なく自身のライフスタイルに合わせて決めてOKです!
週1回からヴィーガンを取り入れるメリット
「完全にヴィーガンにしないと、健康や環境へ優しくないのでは?」という意見もあるかもしれませんが、実は週1回からヴィーガンを取り入れたとしても、健康や環境へのメリットはあるといえます。
仮に毎日お肉を食べていた人が、動物性食品の代わりに、食物繊維を含む野菜や果物を多く摂取するヴィーガンやベジタリアンを週に1度実施するだけでも、以下のメリットが期待できると言われています。
- 腸内環境を整える
- 美肌・デトックス効果
- 身体が軽くなる
- コレストロール値を抑える
- 環境負荷を減らすのに繋がる
ヴィーガンに完全に切り替えるのが難しくても、週1回から取り入れるだけでもメリットはたくさんあります。
これから始めたいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
今日からできる!食事にヴィーガンを取り入れる方法
最後に、普段の食事の中で、動物性食品を抑えてヴィーガン食を取り入れるコツをご紹介します。
- 自炊でヴィーガンレシピを作ってみる
- 外食でヴィーガンメニューや専門店を選ぶ
- 和食で無理なくバランス良い食事を摂る
- 豆腐・厚揚げ・油揚げを肉の代わりに活用
- 納豆・おから・大豆からタンパク質を補給
- 間食はナッツ類でタンパク質・ビタミンを補給
- お米は玄米に、小麦粉は全粒粉にしてミネラルやタンパク質を補給
- 最近はスーパーにも置いてあるソイミートや代替チーズを取り入れる
- 粉チーズの代用にニュートリショナル・イーストを使用して不足しがちなビタミンB12も補給
まとめ
今回は、ヴィーガンを始める第一歩となる、「ミートフリー・マンデー」や「ゆるベジ」、「フレキシタリアン」の考え方をご紹介しました。
また、例え週1回のみヴィーガン食を取り入れたとしても、健康や環境にも影響はあるというのは、チャレンジしてみる動機にもなるのではないでしょうか。
ぜひ、「最初から完全にヴィーガンに切り替えるのは難しい」という方や、「何から始めたらいいかわからない」という方は、今回ご紹介した方法でヴィーガン食を取り入れてみてくださいね。
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